1 |
取り扱い上の注意 |
(1) |
使用できる液体(冷水)は、清水(注1)及び10%以下の低濃度工業用エチレングリコール水溶液です。
また、純水の場合は導電率1μS/cm以上(純度が低い)としてください。
指定外の液体を使用すると製品が破損し、液体が漏れ、感電・漏電の原因となります。 |
(2) |
冷水の説液部にアルミ材は使用しないでください。
アルミ材の腐食により、冷水回路が詰まり、故障の原因となります。 |
(3) |
輸送や移設の際が、水槽の冷水を完全に抜いてください。水槽の破損の原因となります。 |
(4) |
製品の上に乗ったり、物を置いたりしないでください。
転倒、落下によるケガ、こぼれた水による漏電などの原因になります。 |
(5) |
冷水は常にきれいに保ち、定期的に水回路を洗浄してください。 |
(6) |
凝縮器のフィルタは、定期的に清掃してください。
汚れがひどくなると性能が低下し、保護装置が作動することがあります。 |
(7) |
運転中の決相は故障の原因となります。 |
|
(注1) 清水の水質基準(日本冷凍空調工業会基準に準拠)
基
準
項
目 |
pH[25℃] |
導電率
[25℃]μs/cm |
塩化物イオン
(mgCl-/L) |
硫酸イオン
(mgSO42‐/L) |
循
環
水 |
6.8〜8.0 |
400以下 |
50以下 |
50以下 |
基準
項目 |
酸消費量
(pH4.8)
(mgCaCO3/L) |
全硬度(mgCaCO3/L)
|
カルシウム硬度
(mgCaCO3/L) |
イオン状シリカ
(mgSiO2/L) |
循環
水 |
50以下 |
70以下 |
50以下 |
30以下 |
参
考
項
目 |
鉄
(mge/) |
銅
(mgCu/L) |
硫化物イオン
(mgS2-/L) |
循
環
水 |
1.0以下 |
1.0以下 |
検出されない |
参
考
項
目 |
アンモニウムイオン
(mgNH4+/L) |
残留塩素
(mgC1/L) |
遊離炭酸
(mgCO2/L) |
循
環
水 |
1.0以下 |
0.3以下 |
4.0以下 |
|
2 |
据付上の注意 |
(1) |
水平で丈夫な床に設置し、保守点検及び、吸排気のために本機周囲に下記スペースを確保してください。 |
|
本機正面:60cm 本機背面:60cm 本機上部:60cm |
(2) |
ダクトを取付ける場合は、静圧20Pa以下としてください。 |
(3) |
本機は屋内設置型です。水のかかる場所への設置は避けてください。また、風が吹き抜け
(風速8m/s以上)たりするような環境では、防風板の設置など風が直接あたらないようにしてください。 |
(4) |
漏電しゃ断器の取付けが必要です。漏電しゃ断器が取付けられないと感電の原因になることがあります。
(推奨・・・容量15A、感度電流:30mA高速型) |
(5) |
本機の電源は商用電源に接続してください。(インバータの2次側等に接続すると故障します) |
(6) |
アース線はガス管、水道管、避雷針などに接続しないでください。
アース工事が不完全ですと感電の原因となります。(電気工事者によるD種接地工事が必要です) |
(7) |
耐電圧テストおよび絶縁抵抗テストは行わないでください。
本機の制御基板やインバータの半導体が破損する場合があります。 |
(8) |
機外配管は、凍結対応をしてください。 |
(9) |
可燃性ガスが漏れる恐れがある場合や、可燃物の近く、腐食性ガス等の雰囲気への設置は絶対しないでください。 |
(10) |
ごみ、ほこり、粉塵、オイルミストが多く浮遊する場所根の設置は行わないでください。 |
(11) |
使用する水質により、冷水入口の手前にストレーナの取り付けを推奨します。 |
(12) |
使用環境によっては、本機内部配管に結露が生じる場合がありますので、必要に応じドレンパンを設置してください。 |